男子バレーの東レアローズ(バレーボールのVリーグ1部)に所属する藤井直伸さんが2023年3月10日に死亡していたと、3月12日に所属チームが発表しました。享年31歳でした。今回はそんな藤井直伸さんの死因、イケメンと言われていたルックスについて、また所属チームや病院についての情報を調べました。
藤井選手の死因は?
藤井さんの死因は正式には発表されてはいませんが、胃がんの悪化の可能性がかなり高いと思われます。藤井さんは2022年2月に目の不調を訴え、検査を受けたところ、胃がんが進行しており、ステージ4だと診断されました。目の不調は胃がんが脳へ転移していたことから来るものだったようです。
胃がんは最初の方は症状に気付きにくく、そのほとんどが検診で発見されます。症状としては吐き気、胸焼け、みぞおち付近の違和感などがあります。血便や吐血などの症状があることもありますが、かなり進行していても自分では気づくのが難しい病気です。
今回藤井さんが胃がんの発祥に気づいた時はステージ4まで進行していました。ステージ4の5年生存率は5.9〜6.6%となっており、かなり低い確率です。
藤井直伸さんがイケメンとの声も
藤井さんは可愛らしいイケメンであると、女性人気がかなり高かったようです。チャームポイントの八重歯も相まって、俳優の松坂桃李さんに似てるとの評判も立っていたようです。また、仕草などのお茶目さも人気のひとつだったようです。チームメイトと抱き合って小さく飛び跳ねる姿などが可愛いと話題になりました。
サイン会ももちろん大盛況で、出待ちをするファンなども多数いたそうです。
妻は元日本代表の佐藤美弥さんで、藤井さんと同じく元日本代表のバレーボール選手でした。2021年9月26日に結婚を発表してから半年後に癌が発見されています。しかし癌が見つかってからも前向きで、自身のSNSで夫である藤井さんと癌と闘っていく旨を前向きに綴っていました。
所属の東レアローズはどんなチーム?
東レアローズは静岡県三島市にある東レ三島工場のバレーボールチームです。最近の戦績では、令和3年度の天皇杯全日本バレーボール大会3位、第70回黒鷲旗全日本選抜バレーボール大会3位の強豪チームです。
チームメイトだった元日本代表の高橋健太郎さんは、「藤井さんほど明確な目標を立て、夢に向かって強く太く生きている人間に限ってなぜ、世の中は無情だと思ってしまう」とのコメントをしています。また、ベストコンビの相棒、李博選手も自身のTwitterで、「藤井覚えてるか?東レに入った時はお互いBクイック(東レの攻撃の主となる形)が苦手でさ、、」と、2人の思い出を振り返りました。
多くのチームメイトが藤井選手の死を悲しみ、昔の思い出をしみじみと噛み締めている様子が印象的です。
入院先の病院やクラウドファンディングによる募金は?
病院はプライバシーの関係もあり、詳しい名前や場所などは明かされておりません。
また、藤井選手が癌の診断を受け、クラウドファンディングで5000万円の治療費を募る「team藤井」というプロジェクトも発足したことがありました。
しかし、「藤井選手のことは応援しているが、どのような治療でどのくらいの期間、どんなことをするのかもわからないまま募金をするのは、、」などの声が相次ぎ、予定より大幅に募集期間を短縮してしまう事態がありました。
藤井選手自身も、「治療方針も定まっていなかったにも関わらず、冷静な判断ができていなかったため、大勢の人に迷惑をかけてしまった」とのコメントをしていました。
まとめ
今回は全日本代表でもあった、若き才能溢れる藤井選手の早すぎる訃報について紹介しました。チームメイト、ファン、そして家族などからの協力や注目をとてもたくさん集めていたことが伺えますね。そんな人柄も実力も折り紙付きの彼の死は、日本バレーボール界に大きな悲しみと損失を生むことでしょう。
多くの人の心を動かした藤井直伸選手のご冥福を心からお祈りいたします。