こんにちは。REBOOTライターのつばきです。
今回は、先日2月11日でEXIT株式会社(以下、EXIT)を退職した、甲谷(かぶとや)健さんへインタビューしていきたいと思います。
彼は退職代行サービスを利用しユニクロを退職。その後、縁あってEXITへ入社。そして、さらに別の縁がありEXITから去っていった嵐のような男です。
そんな彼の人生とは。そして、彼にとって「辞める」とは?

※このインタビューは甲谷の最終出勤日に行いましたが、サムネイル写真以外の撮影を忘れたため、記事中では甲谷の退職記念パーティーの様子をご覧ください。
甲谷健(かぶとやけん)
2月11日付でEXITを退職していった26歳。システム開発、マーケティング、ユニクロを経てEXITへ入社。REBOOTの編集長を務めていた。
つばき
よろしくお願いします。まず、甲谷さんの経歴を軽くおさらいできれば。
甲谷
大学を卒業して、アライドアーキテクツというSNSマーケティング支援をやってる会社でWebエンジニアとマーケティングを経験させて頂き約2年半でEXIT。ユニクロに入社し栃木県の店舗で働き1年でEXIT。EXITに入社し退職代行とオウンドメディア編集長と広告担当をさせて頂き4ヶ月でEXIT。
次はエクソダスという会社で新規事業の立ち上げをします。って感じです。
つばき
けっこう目まぐるしい。まず気になったのは、どうして一つ目の会社からユニクロに転職しようと思ったんですか?
甲谷
当時は大企業への憧れ、みたいなものがあったんですよね。それと、アパレルをやってみたいという気持ちもありました。そんな中でユニクロに入るチャンスがあったので思わず飛びついちゃいました。
つばき
ユニクロと言えば大企業ですもんね。せっかく夢叶ったのになぜユニクロを退職しようと思ったんですか?
甲谷
人間関係がうまくいっていなかったんです。僕は当時副店長をやっていたのですが、スタッフと上司(店長)の間で上手く立ち回れなくて…。今思うと上司もスタッフも新人だった僕にしっかり教育してくれる良い方達だったんですけどね。結局、文化も思想もキッチリ定まっている会社だけに、それに染まれない自分自身にストレスを感じて浮いてしまったのかもしれないです。
つばき
まさに中間管理職ですね。会社に染まれなかったというのも分かります。
甲谷
それに近くに相談できる人が居なかったのも大きかったと思います。もともと首都圏に住んでいたんですが、ユニクロに勤めていた当時は縁もゆかりもない栃木県に移り住んでいて。近くにすぐ相談できる友人もいなかったので、すごく寂しかったです。休日はひたすら日光や那須高原までひとりドライブしてました(笑)。
つばき
そうだったんですね…。周りに友人がいないのはかなり寂しいかも…。退職代行EXITを使ったのはそこからEXITに入社するタイミングですよね。
ざきおかさん(※EXIT社員)に続いて依頼者が入社してきたのでびっくりしました。
甲谷
そうですね。僕は一番初めの会社に勤めていたころから代表の新野さんと知り合いで、Facebookを通して“退職代行”なる事業を始めたことは知っていたんです。見つけた当時はそんなに興味ありませんでしたが(笑)。
ただその後、自分自身が職場の人間関係で悩んで、追い込まれる経験をして。“辞めたいけど自分で伝える元気がない”って人の気持ちが理解できるようになったんです。そう思ったら退職代行が素晴らしい事業に思えてきて。思わず深夜に新野さんへ“働かせてください”と連絡したところ、すぐに入社が決定しました。
“なるべく早く辞めてEXITへ来てほしい”と言われていたし、僕も早く移りたかったのでEXITを使うことはかなり理にかなっていましたね。もちろん、当時所属してた店舗の方には申し訳ないという気持ちもありましたが。
つばき
そんな経緯が…。ちなみに当時の代行費用って経費ですよね?
甲谷
まさか!自腹ですよ!今からでも経費申請しておこうかな(笑)
つばき
そうだったんだ(笑)私はずっと経費なんだと思ってました。
入社前に退職代行EXITを使ったときはどうでしたか?
甲谷
かなりスピード感がありましたね。その日のうちに退職が決まりました。引き留められることも心配してましたが、そういったことがなかったのはありがたかったですね。
つばき
なるほど。では、実際に入社してみてEXITという会社はどうでしたか?
甲谷
初めは特殊な会社だなあ…と感じました。代表二人と、会社の雰囲気どちらも特殊だな、と思いました。それまでの職場では経験したことない雰囲気でしたね。
甲谷
代表たちが“仕事しろよ”というようなプレッシャーを全くかけないところですね。お陰で僕たちが萎縮せずにガンガン仕事に取り組める、というのはずっと感じてました。
この記事でも語ってますが、彼らは社員が気持ちよく働ける様に気を遣ってくれているんだと思います。あとそれとは別に、僕と先輩社員の皆さんとの雰囲気の違いにも初めは少し戸惑いましたね(笑)
甲谷
テンションが違うんですよ(笑)みんな結構クールな感じで、僕はワイワイやりたいタイプなので、そこが大きく違うなと。
つばき
たしかにそれはあったなあ(笑)でも、そういう意味では甲谷さんはEXITの新しい風、という感じがしました。

最終出勤日に熱い抱擁を交わす新野と甲谷
つばき
甲谷さんの明るさが社内の雰囲気を結構変えたな…というか。ちょうど、社内のシステム等の転換期に入社したのもあって、甲谷さんが取り仕切ることで社員同士が話す機会が増えて。そういう意味でも、甲谷さんは新しい風だなあ、と今になって思います。
EXITでのお仕事は楽しかったですか?
甲谷
楽しかったですよ!貴重な経験をさせていただきました。退職の手伝いからオウンドメディアの立ち上げまで、幅広くやらせて貰えたのは本当によかったです。
つばき
楽しかったって言ってもらえるのは本当によかったです。それでは、どうしてEXITをEXITしようと思ったか、なんですけれど。
甲谷
単純にキャリアアップできるチャンスがあったから、ですね。冷静に、感情を抜きで考えた結果です。楽しさとか、居心地のよさとか、そういったもの抜きで。
つばき
なるほど。じゃあ、もともと転職を考えていたってことなんですか?
甲谷
いや、転職は考えていなかったんです。副業をしようと思って面接してもらった時に“正社員としてフルコミットしてみないか”と言われた、というのがきっかけですね。
つばき
じゃあ、想定外の転職だったという感じなんですね。
甲谷
事業の状況を聞いて“これはやったほうがいいな”と感じてたんです。なので、正式に採用の連絡が来た瞬間に転職と退職を決めました。

退職ケーキ
つばき
そこでEXIT社の“即日退職OK”という福利厚生が生きてくるわけですね。
つばき
代表2人に退職を打ち明けたときはどんな感じでしたか?
甲谷
3秒でしたよ、3秒。“いいよ!引き継ぎどうする?”って(笑)
つばき
さすがだなあ(笑)引き留めとかされませんでした?
甲谷
されませんでしたよ。ほんと爽やかな会社だなあと思いました。3秒で退職を認めてもらえる事は分かっていたのですが、さすがに緊張はしてたのでホッとしました。後で新野さんから“寂しくなるよ”と言って頂けたのも嬉しかったです。

EXITのバナー広告にも出演していた
つばき
代表2人は甲谷さんのこと、とても頼りにしていましたし。
甲谷
ええ~、そうかなあ(笑)僕がいなくても、この会社はちゃんと回りますよ。
つばき
確かに、“甲谷さんがいてもいなくても変わらないよ”ということではないですけど、仕事を補える誰かがいるっていうのはよいことですよね。辞める側も不安にならないというか
甲谷
そうですね。いなかったら辞める側が縛られてしまいますからね。僕の場合は特にREBOOT運営の引き継ぎが課題でしたが、つばきさんやざきおかさんがちゃんとやってくれていたから安心して出ていけます。
つばき
後押しをできたならなによりです。では、EXITをEXITしていく甲谷さんから社員へ一言お願いします。
甲谷
“僕は皆さんのことが大好きだから、いつまでも成長し続けてほしい”と願っています。
つばき
サービス利用を考えている方へもお願いします。
甲谷
“退職”はポジティブな決断です。自分にとって今より良い仕事、環境を見つけるためにするものなので。
辞めたいと考えてるのに周囲への気遣いや退職後の不安のために動けずにいる期間は、成長が少なく本当にもったいないと思います。
辞めようかどうか迷っている方は、まずは転職経験のある方に相談してみるのがおすすめです。知り合いに居なくても、キャリアの相談に乗ってくれる場所はたくさんあります。
退職する事を決心したものの、自力で手続きを進めるのが難しい方はすぐにEXITに相談してください。真摯に応えてくれると思います。この点はサービスを使った身としても、働いていた身としても自信を持ってお伝えできますね。
つばき
利用者と社員、どちらも経験した甲谷さんだから言える意見ですね。
甲谷
あ、あと代表2人は見た目より怖くないですよ、ってことを(笑)
まとめ
今回は、EXIT社員の退職エントリ兼インタビューとなりました。
甲谷さんは自身の退職に悩み、そしてEXIT社員として退職に向き合ってきた人。自分自身が悩んだ経験があるからこそ、EXITやREBOOTで利用者の気持ちを理解し活動することができたのではないでしょうか。
次のステップに進むために辞める、という彼のようなポジティブな退職が増える様、私も引き続き発信していこうと改めて思いました。
甲谷さんの今後の旅路を応援します。退職おめでとうございました!
自分の退職パーティーでドンペリを開ける甲谷さんでこの記事を締めたいと思います。
ライター:つばき
23歳。前職はメディア系。試用期間のうちに合わないと感じ、新卒で入った会社を即退職。辞めたいと思っていた日々に見つけたEXITに魅力を感じ入社する。“やめる”をポジティブにするべく、ライターとして日々奮闘中。
◎EXIT −退職代行サービス−とは?
EXIT株式会社が提供するサービスで、「辞めさせてもらえない」「会社と連絡を取りたくない」などの退職におけるさまざまな問題に合わせ、退職に関する連絡を代行してくれる。相談当日から即日対応が可能で、 会社との連絡は不要。離職票や源泉徴収票の発行確認など、退職後のフォローも行ってくれる。
退職代行サービス「EXIT」