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ブラック研修を放っておいてはいけない!新入社員を苦しめる非道な手段とは

日本の一部の会社では残念な事にブラック研修と呼ばれる研修が行われています。
ブラック研修について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。

しかし、ブラック研修と聞いて「勝手にやらせとけば?」とか「きっと何かの為になるんじゃない?」等の意見はまだあります。
そこで今回はブラック研修がいかに非道な手段で行われるかについて、退職代行業に従事しながら労働組合でボランティアをしている筆者が書いていきます。

なぜブラック研修を無くさなければならないのか?

社員に研修内容を一切伝えない

ブラック研修の何が悪質なのかというと多くの会社が研修の内容を事前に伝えないようにしている事です。
中には研修を受ける前の社員に「どんな事があっても研修の内容を他言しない」という誓約書を書かせている場合もあります。

これは「ブラック研修を行っている会社」という事が事前に分かると入社する人が減ったり、入社を辞退する人が増えたりするという理由からだと推察できます。
入社する前どころか研修が行われる直前までブラック研修だという事が分からないので、労働者の誰しもが被害に遭う可能性があります。
労働者の中には「ブラック研修を行っているような会社に入りたくない」という方も多いはずですが事前に知ることは出来ず、強制的に軍隊のような研修をやらされるという事が日本で起こっているのです。

社員を眠らせないという違法行為が行われる

ブラック研修は必ずと言って良いほど社員に睡眠を取らせません。

会社側は責任を免れるため、寝る時間の前に研修を終わらせる事が多いですが、朝までかかる量の宿題を出し、自主的に眠らないように仕向けます。
宿題が終わらなければ怒鳴られると思う社員は自ら睡眠を放棄するという仕組みです。
一日中睡眠を取らなければ健康を害してしまう危険があるため、社員に睡眠を取らせないような研修をさせているとなれば会社の安全配慮義務違反です。

しかし、ブラック研修を受けたことにより、健康を害しても「社員が自主的に寝なかっただけ」と会社側が責任逃れをしてくるでしょう。

研修が原因で退職、その後、働けなくなる人が出る

筆者は労働組合でのボランティア活動を続けていますが、ブラック研修を受けたことにより働けなくなり、その後退職したという方を見ています。
その方はその後も就労が出来ず、精神を壊してしまっています。
1人の人間の人生を潰しておきながら会社側は反省の色を見せない為、労働組合が総力を上げて団体交渉、ストライキを行っています。

自殺者が出る

以前の記事でも触れた通り、ブラック研修によって自殺者が出て労災認定もされましたが、遺族が責任追及をしても事実誤認だと主張する始末です。
これは当たり前の話ですが、自殺者が出る研修なんてあっていいはずがありません。

誰がブラック研修を無くせるのか?

ブラック研修は報道される度に問題視され、国会でも話し合われていますが、まだまだブラック研修を行っている会社はたくさんあります。
このような悪質なブラック研修を無くす為には政治家やジャーナリストだけでは足りないのです。

それでは他に誰が必要なのか。

それは実際に研修を受けて嫌な思いをした人です。

既にブラック研修を受けた人はもうブラック研修は自分とは関係のない事として捉えている方が多いです。
研修を受けた人が行動を起こさない事がブラック研修が無くならない大きな要因となっています。

考えて頂きたいのは前述したようにブラック研修で精神を病み、人生まで壊してしまう人がいるという事です。
「次の新入社員も大変だなぁ」とのんきに考えているとあなたの会社が原因で自殺者が出る可能性も大いにあります。
ブラック研修に対する非難をSNSで浴びせるだけでは一向に無くなりません。
ブラック研修を受けて嫌な思いをしたという人はぜひ会社のブラック研修をそのままにしないでください。

ではどのような方法でブラック研修を無くせば良いのでしょうか?

どうやってブラック研修を無くすのか?

①直接会社と交渉する

まずはブラック研修を次年度から辞めるように会社に申し出るという方法があります。
個人的に申し出るのも良いですが、同じ考えの方を集めて集団で申し出ると効果があります。
社員が研修を嫌がっているという事に気づけない会社が多いので先代が伝えればすぐに無くなる事があります。
ブラック研修を辞めるように申し出た方達のおかげでブラック研修がなくなったという話もSNSで頻繁に見かけます。
また、こちらの団体はブラック研修に行きたくない人や撲滅したい人の為に動いてくれます。

②弁護士に交渉してもらう

社員がブラック研修を辞めるように言っても聞き入れない会社もあるでしょう。
その場合には弁護士に相談し、内容証明を送る等、アクションを起してもらうと効果的です。
社員の要望を聞き入れない会社も、弁護士からの通知は無視しきれない事が多く、何らかの措置を行ってくれる事が多いです。
悪質な場合は民事訴訟を起こす事も視野に入れると良いです。

③ユニオンに入り団体交渉、ストライキをする

それでも会社が研修を辞めない場合には労働組合で団体交渉、ストライキを行うという選択肢があります。
会社内部の労働組合は全く機能していないという会社は多いと思います、その場合は独立した外部の労働組合であるユニオンに任せるという方法があります。
ユニオンには一人だけでも入ることができますのでブラック研修に疑問を持っている人が一人だけ入る事も可能です。

ユニオンに入ると団体交渉ストライキを行うことが出来ます。
団体交渉とはユニオンのメンバーとお勤めの会社が交渉をする事を言います、会社はこの団体交渉を拒否する事は出来ないとされています。
ストライキとは会社が要求を飲まないのであれば業務を放棄するという手段で、労働組合でのストライキの場合には業務妨害や契約不履行にはあたりません。
ブラック研修を辞めないのであれば業務を放棄するというストライキを起こせば間違いなく会社はブラック研修を辞めるでしょう。
ストライキは協力してくれる社内の人数が多いほど効果的です。

④ブラック研修の内容を新入社員に教える

③でも会社が研修を辞めないという事は考えづらいですが、仮に辞めなかった場合には新入社員に回避の機会を与えてあげるという方法があります。
また、上の①~③は難しいという人もこの④であれば比較的簡単に出来るという側面もあります。

新入社員と会う機会があれば「うちの会社はブラック研修をやっているので行きたくなければ研修の日に休むように」と伝えてあげるのです。
前述したように「研修の内容を他言しない」という誓約書を書いている方もいらっしゃると思いますが、その誓約書はあくまで抑止力として会社が書かせているだけであり、全く効果がありません。
道徳的に見ても、日本において社員の承諾もなしに軍隊のような研修を行っている会社側が異常なのであり、研修の内容を新入社員に伝え、回避の機会を与えてあげるのは善意ある行動と言えます。

まとめ

ブラック研修の悪質性と戦い方について見ていきました。

研修を受けて嫌な思いをした人が研修を辞めさせることが非常に重要となります、ぜひ行動を起こしましょう。

ライター:キタガワ

1番最初のEXIT社員、労働組合でのボランティア活動を継続中。

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